山とコード

「自然」と「人工」がベストに混ざりあった生活を探るブログ。

ネリ・オックスマン TEDで気になったところメモ①

※日本語訳されたものを、自分で理解できるようにちょっと編集しています。

 

産業革命以降のデザインの世界は、画一的な大量生産に支配されてきた。大量生産するための組み立てラインは、デザイナーや建築家の想像力を狭めた。なぜなら、物事をそれぞれ個別の機能を持った部品で出来上がったものと捉えさせるようになったからだ。いわば、部品で構成された世界観だ。

 

しかし、自然は均質的な物質で出来上がっているわけではない。
例えば、人間の皮膚。顔の皮膚は薄く大きな毛穴があるが、背中の皮膚はより分厚く毛穴は小さい。片方はフィルターとして働き、もう片方はバリヤーとして機能する。

 

私たちは史上とても稀有な時代に生きている。
それは、今まで手に入らなかったような4つのツールがあるから。

  1. 単純なコードで複雑な形をデザインするコンピュテーショナル・デザイン
  2. 彫るのではなく、既にあるものに「加える」ことで作る付加製造技術
  3. 非常に微細なレベルまで素材の性質をデザインする材料工学
  4. DNAを編集することで新たな機能をデザインする合成生物学

 

直径24メートルのロボット・アームで建築自体を印刷できるようになる一方、遺伝子工学により改変された暗闇で光る微生物によるナノスケールのグラフィックスもできる。

ネリ・オックスマンについてのメモ

ブラッド・ピットの新恋人か?と噂になっているネリ・オックスマンについてメモ書き。

 

Neri Oxman

 

こんなことを研究する学部(ネリさんは出てきません)

vimeo.com

  • デジタルデザインと生物学的なデザインの統合を追求するMITのリサーチグループ「Madiated Matter」を率いている

 

こんなことをするグループ。映像のはじめと最後にネリさん本人による説明。それ以外は所属する学生による作品紹介(英語、日本語字幕なし)

www.youtube.com

 

  • 作品は、MoMAなど様々な美術館や博物館に所蔵されている
  • 2016年には世界経済フォーラムの文化指導者に選ばれるなど国際的な地位を確立している。
  • 作品はパッと見た感じだと内臓のように見えるが、見え方以上に「作り方」が重要な作品なのだろう.. → Neri Oxman
  • ガラスのための3Dプリンター「G3DP」を制作しすべてがガラスでできた建築を構想中。
  • 「近代建築のように、機能的な仕切りを設けたりするのではなく、ビルの内部と外部を一体化させたようなデザイン」や「水や空気を循環させるチャンネルやネットワークも、ガラスの構造に組み込めないか」ということを考えているとのこと。

idarts.co.jp

 

TEDでの講義。面白く先進的な実例を見せてくれるのだけど、ちょいちょい何を言っているかが理解できないのが悔しい...

www.ted.com


福岡伸一との対談

http://neri.media.mit.edu/assets/pdf/Art%2C_Science_and_Environmentalism.pdf

創ること・美術史など / 読書計画②

 

 

ヒトはなぜ絵を描くのか

ヒトはなぜ絵を描くのか

 

 

 

子どもが絵を描くとき

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  • 作者: 磯部錦司
  • 出版社/メーカー: 一藝社
  • 発売日: 2006/04/04
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子どもの絵は何を語るか 発達科学の視点から (NHKブックス)

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現代音楽と現代美術にいたる歴史―動物学と脳科学から見た芸術論

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絵画の歴史 洞窟壁画からiPadまで

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心を動かすデザインの秘密 認知心理学から見る新しいデザイン学

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美の考古学: 古代人は何に魅せられてきたか (新潮選書)

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恋う・癒す・究める 脳科学と芸術

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造形思考(上) (ちくま学芸文庫)

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脳・知覚・快感など / 読書計画①

 

心脳問題―「脳の世紀」を生き抜く

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まなざしの誕生―赤ちゃん学革命

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目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)
 
錯覚学─知覚の謎を解く (集英社新書)

錯覚学─知覚の謎を解く (集英社新書)

 
脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫)

脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫)

 
錯覚する脳: 「おいしい」も「痛い」も幻想だった (ちくま文庫)

錯覚する脳: 「おいしい」も「痛い」も幻想だった (ちくま文庫)

 
脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? ~ロボティクス研究者が見た脳と心の思想史

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「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学 (ちくま新書)

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脳は記憶を消したがる (フォレスト2545新書)

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脳科学は人格を変えられるか? (文春文庫)

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意識と無意識のあいだ 「ぼんやり」したとき脳で起きていること (ブルーバックス)

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快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか (河出文庫)

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触楽入門

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快の錬金術―報酬系から見た心 (脳と心のライブラリー)

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記憶のしくみ 上 (ブルーバックス)

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脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議

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人はいかに学ぶか―日常的認知の世界 (中公新書)

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ミクロ動機とマクロ行動

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メカ屋のための脳科学入門-脳をリバースエンジニアリングする-
 
脳と機械をつないでみたら――BMIから見えてきた (岩波現代全書)

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人はなぜだまされるのか―進化心理学が解き明かす「心」の不思議 (ブルーバックス)

人はなぜだまされるのか―進化心理学が解き明かす「心」の不思議 (ブルーバックス)

 
フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

 

自分の死をVRで体験するとうアプローチ

今回は、こちらの記事の感想。

www.moguravr.com

 

北京で最大規模の葬儀場がつくった自分の死を疑似体験できるプログラム。

死後の世界などではなく「霊安室に安置され、葬儀を行い、火葬場に送られる」という即物的なところが、すごく中国らしくて楽しい。

しかし、どういう風にVRにするのだろう?視覚は固定されるのか、それとも幽体離脱するのか。

最後に火葬場に送られるらしいが、焼かれるところは体験できないんだろうな。それだと死の体験というより地獄の体験だもんね。恐いものみたさでやってみたいけれど。

 

今回の中国のものはすごく即物的なケースだが、「死」は様々なアプローチができるテーマだろう。案外、VRは「死」を物語るデバイスとして大きく成長するかもしれない。死を大きく扱うのは宗教の仕事だから、宗教家がVRをうまく使いこなすことで教義を伝達してもおかしくないし、VRは変性意識状態をつくりだすのに向いていそうだから、宗教家との相性は良さそうだ。

VRを使用した日本のカルト教団がでてきてもおかしくない。いまのところガジェット感が強くて非日常感がないかもしれないが、それは演出次第でもどうにでもなるだろう。

英語、中国語、韓国語を同時並行で勉強してみることにした。

どの言語も初心者なのだが、同時に学ぶことにした。

 

時間とお金を費やす価値があるかはわからないが、定期的に『韓国語 難易度』などとググり、勉強の入り口付近をさまよい時間を無駄にしてきた過去よりはマシだろう。

入り口に入ってからあきらめるなら仕方ない。だけど、入り口の前でフラフラし続けるのは無駄だ。興味があるならやればいいのだ。というより、家庭もなく仕事もコントロールできる今しかやるタイミングはない。

 

この3つの言語を覚えたい理由は単純で、行動範囲を広げたいからだ。アメリカでは、N.Y.からロスアンゼルスまで飛行機で6時間くらいかかる。だから、アメリカ人は、その広大な空間を「自分の空間」として感じているはずだ(もちろん、どこの国にも自分とその半径5mくらいの空間しか興味ない人もいるだろう)。

 

一方、東京からシンガポールまでは飛行機で7時間くらい。N.Y.からLAより少し遠いが、アメリカ人のような広い空間感覚を日本人の僕がもつためには、このあたりを「自分の空間」として感じられたら良い感じだ。

 

そして、そのための手段として中国語と韓国語を学ぶことにした。学習難易度の低さや使用する人数の多さから、インドネシア語も候補だったのだが、韓国や中国ほど簡単に行き来できないので却下。

 

それに、中国語と韓国語を選んだのは「東アジアの美意識」に興味があることも理由の1つだ。この3国の芸術は密接に結びついているが、作品の背景に流れている美意識が似ている場合もあれば、全く異なる場合もある。このふんわりとした感覚的な理解を、もう少し深くしっかりと理解したいのだ。そして、東アジアの美意識なるものを自分でつかめたならば、そこに最新のテクノロジーをのせてみたい。

・・自分でもなにを書いているか良く分からないが、これから20年くらいかけてチマチマとやっていく問題だから、今の時点では課題意識が明確じゃなくたっていいだろう。仕方ないじゃないか、気になるんだから。

 

興味があっても、現実問題として新しく言語を学ぶのは大変なのだが、全く初対面の言葉は韓国語だけ。中国語は、昨年2か月ほどマンツーマンレッスンに通っていたのでピンインと言葉の雰囲気はなんとなく分かる。

来週、韓国語のマンツーマンレッスンを体験予約した。全くの未知だから、どうなるか楽しみだ。「まったくわからん!」といって投げだす可能性だって十分にある。ま、そうなったらそうなったで仕方ない。挑戦できる環境にいるのだから、とりあえず顔をつっこんでみるだけだ。

寝袋での睡眠。今回、疲れがとれなかったのはなぜだろう。

昨晩は久しぶりに会社泊まり。

1月末から2月はじめは、ほぼ毎日会社泊まりだったのだが、そのころよりも今日のほうが圧倒的に疲れが残っている。エアマットに寝袋と寝具に変化はないのになぜだろう。

 

・危機意識の欠如?

→ 泊まる状況ではあったが、綱渡りというレベルではないのでアドレナリンは出ていない

・寝る時間の問題?

→ 4時過ぎくらいに寝たが繁忙期はどうだったろう。もう少し早かったかもしれない。

二度寝の問題?

→ 7時に自然に目覚め起きられそうだったが、8時まで二度寝を選んだ。

・食や風呂の問題?

→ 繁忙期は毎晩スーパー銭湯にいき、欲望のまま食べていた。

今回は、風呂に入るため一度帰宅。飯は松屋のカレー。エネルギー不足だろうか。

 

今回は二度寝が原因ではないと思う。二度寝せずに起きあがっても疲労感が残った記憶がある。

エネルギー不足のラインはどうだろう?一般的には、寝る前にたくさん食事をすると胃腸が活発に活動するため睡眠が浅くなると言われている。しかし、個人的には良く眠れるし目覚めがいいような実感がある。記録していないので思い違いかもしれないが。

疲れ切ったときに、にんにくたっぷりの豚骨ラーメンを食べて寝た際は、翌朝、体力が回復した。僕は胃腸が弱いので、翌朝元気になるか下痢になるか自分のなかで賭けだったからよく覚えている。

 

二度寝しても結局疲れるなら、一度目の目ざめで起きれば良かった。どっちにせよこの時間帯は注意力散漫になるのだろうから。

ところで、3時間寝るとしたら寝る時間帯はどれくらい影響があるのだろう。やはり0時前推奨なのだろうか。深く眠ってしまったら朝起きられなそうで不安だ。それに、仕事が終わる目安が見えないと不安で安心して眠れない。

規則正しい生活が良い睡眠にとって不可欠なのはわかるが、エンジンをかけ続けなければならないときに、どうすべきかを知りたいところだ。

 

これ読めば、その辺りは明らかになるのだろうか。

スタンフォード式 最高の睡眠

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