二度寝の要因は「気の重さ」 / 寝覚め日記⑪
睡眠不足による二度寝があるのだけれど、少しずつまぶたを開く時間を増やすこと、目薬をさすことで、ある程度、防ぐことができることは分かってきた。
しかし、先日また二度寝をしてしまった。
原因は「気の重さ」だ。さまざまな要因で気が重くなると思うが、僕の場合は仕事が多い。そして、ある程度、気が重くなる仕事の傾向が分かってきた。
- 楽しい仕事ではない。
- 重要ではあるが、緊急ではない。
- 〆切がある。しかし、自分で〆切を後にずらすこともできる。
- 〆切はずらせるが、ずらさないほうが後で楽になる。
- 〆切をずらさない場合、すぐにとりかからないと間に合わない。
こういった状況になると、僕は現実逃避をする傾向があるようだ。そう、自然に目覚め、たとえ眠くなかったとしても目をあけない。まぶたを開き目薬をさすのだと自分に言い聞かせるのだが、行動が伴わない。
こうしで寝続けた後の寝覚めは最悪だ。頭は不明瞭だし体も重い。そして、仕事にとりかからなかった罪悪感もある。結局、急ピッチで仕事をすすめて、それなりの形にまで落とし込むが完成度の低さを口頭でカバーすることになる。
これは仕事のやり方としても、時間の使い方としても生産的でない。どのように解決するか真剣に考えなければならない。
それにしても、寝覚めというのは、生活習慣から悩みまで、自分が抱えるあらゆる問題と密接にかかわっているようだ。
「ディープフェイク」はディストピアの入り口なのか。フェイクポルノから合成人格まで。
先ほど知ったが、ディープフェイクという技術があるらしい。AIをもちいて映像の顔を差し替える技術だそうだ。
↓はニコラス・ケイジの顔で遊んでる動画。
自分の顔が勝手に一人歩きするのだから、有名人というのはつくづく大変な仕事だ。
フェイク映像をつくるにしても、例えばトランプ大統領の顔で遊ぶのは本人もたいして気にしなそうだからいいけれど、フェイクポルノとなると話は別だ。
記憶が定かではないが、2000年初頭くらいにアイコラ画像というのがネットに出回っていた。裸の女性の画像で、顔がアイドルや人気女優に差し替えられたものだ。ディープフェイクはそれを映像でやってしまう。
アメリカではすでにフェイクポルノが盛んにつくられ、そしてそれを取り締まる動きもでてきている。有名人でフェイクポルノを作ることも下劣な行為だけど、それが一般人にも起きうるというのが、この技術の怖いところだろう。
身に覚えがないのに勝手にポルノ映像をつくられて、貶められるようなことも起きうる。特にティーンエイジの間で起きそうだ。なにせフェイクポルノなら童貞でも問題ないわけだから。告白を断ったら、翌日、自分のフェイクポルノが学校中で話題になっている・・。なんというディストピアだろうか..!
ところで、合成する顔の表情は製作者がコントロールできるのだろうか。元になる顔に合わせて顔情報を変化するのであれば、容易にフェイク映像をつくれそうだ。とはいえ、Photoshopを使えても全員がデザイナーになれないように、合成技術に長けた人間は、そのスキルをベースに稼ぐということも起こるかもしれない。
なにせ、フェイク映像といのはポルノだけにとどまらない、すべての領域においてフェ拡散していく汎用性のある技術だからだ。それが犯罪と結びつくことだって当然ありうる。映画『マイノリティ・リポート』はたしか偽証映像の話だったはずだ。冤罪を作り出すことにだってフェイク映像は一役買うことだろう。
どうも、ネガティブなイメージばかりが先行してしまうが、新しい可能性だってあるはずだ。僕がディープフェイクを知った記事には下記のように書かれていた。
世の中には売れたいけど売れなくて困っているアイドルの卵とか役者の卵とかが無数にいるので、そういう人たちに「フリー素材」として自分の姿形を提供して、「コンテンツ(中身)の面白さ」と「パッケージ(外見)の魅力」を分業できる日がくるかもしれない。
特に、外見で魅力的な人間は男女問わず数多いが、決定的に違うのはコンテンツだったりする。
要は「可愛いけど面白くない」場合は可愛さがよっぽど神がからないと売れない。当たり前である。それでも売れる上限はけっこう低いだろうと思われる。
「可愛くないけど面白い」はまだ売れる余地がある。
それでも、よっぽど面白くないとダメ、というのは当然だ。
そうすると「可愛くて面白い」が両立する人というのは世の中にはほとんど全くゼロに近い。
ということは、逆に考えて、「可愛くて面白い」人工人格を作り出すことが不可能かといえばそんなことはないはずだ。
Youtubeとかで自分の顔を晒すのはちょっと・・・という人でも、むしろ晒したいけど面白いことを考えつかない・・・という人でも、うまくパートナーを見つければ二人でひとつの人工人格を作ることが出来るかもしれない。
うーむ・・、リアリティがどんどん揺らいでいく話だ。
とはいえ、合成された人格というのは昔からある話でもある。確か『雨に唄えば』は、サイレント映画の時代が舞台になっていて、顔は綺麗だけど声がひどい女優の声を、ヒロインが声だけ代わりにやるというシーンがあった。劇中の物語にかぎらず、『マイ・フェア・レディ』のオードリー・ヘプバーンが歌うシーンは、別の歌手が歌ったものだ。
コンテンツ作りの分業という意味では、『キン肉マン』のゆでたまごは実は2人のユニットだ。だから、複数人で1つの人格をつくるというのは先進的なことではない。
それでも実写のユーチューバーが実は合成人格でしたとなると、やはり驚きは大きい。目で見ているものへの信頼というのがどんどん揺らいでいきそうだ。すぐには見分けがつかないようなディープフェイクはいつごろに登場するのだろうか。
個人的には、そのような技術が実際に出回る前にフェイク映像をテーマにした創作物をみてみたい。たとえば、自分の容姿をフリー素材として売り出した結果、思いがけない事件に巻き込まれていくサスペンス映画。あるいは、ヒロインが、自身の容姿があらゆるところで素材として使われるところを見つづけた結果、人格に変調をきたす映画でもいい。
こういう技術は、優れたストーリーテラーの作品を通して考えると、その技術がもつ射程を想像しやすい。だから早く誰かにつくってほしい。僕が知らないだけで意外と既にあるのかもしれないけれど。
■ディープフェイクについて知った記事
■フェイク動画とその対策事情がよくまとめられていて面白かった
AI対AIの行方:AIで氾濫させるフェイクポルノは、AIで排除できるのかkaztaira.wordpress.com
■フェイクポルノ関連記事 (ざっとしか読んでいない)
実写VRを3Dで体験できる技術。
少し古いニュース。
以前、撮影後にピントを合わせられるカメラが話題になったことがあったが、そのカメラを開発した会社がいつの間にかVRに舵をきっていたようだ。
全くこのニュースを知らなかったことにショックを受けている。僕が本格的に継続してVRに興味を持つようになったのは今年の1月のため、それ以前だと取り逃がしているニュースがたくさんあるようだ。。
時間をみつけて去年のニュースのキャッチアップをしていかねば。。やはりVR元年の2016年からだろうか。
タイトルの話題に戻ると、VRに舵をきったあとの同社の仕事はとても魅力的だ。一言でいえば実写映像をVR上で3Dで体験する仕組みを開発している。現状だと実写映像をVRで体験しても、360度で映像は見られても映像自体がペラッペラの2D。
しかし、この新しい取り組みだと実写映像内を3Dで体験できる。臨場感の差はケタ違いだろうから、ゆくゆくはVRジャーナリズムに大きな影響を与えるだろうし、もちろん遠隔地でのライブ体験などエンターテイメント分野にも大きな影響を与えるだろう。臨場感は現実に肉薄していくことだろう。これからがとても楽しみなニュースだ。
スコットランドの学校でVRヘッドセット支給 / 教育とVRの関わり方
■ニュースの概要
・スコットランドの地方議会が、地域内の全学校にVRヘッドセットを支給することを決定
・歴史や地理の学習体験を強化する狙い
・頭の動きと手のジェスチャーで操作する体験型のコンテンツ
地域内に全支給というのは、かなり早い事例だろう。全支給もそうだが、フルCGでコンテンツを作るとしたら、かなりの制作費がかかりそうだ。
VRの教育分野への応用については下記のブログによくまとめられている。
VRを用いるメリットの1つとして、歴史上の人物と話すなどバーチャルだからこそ質が上がる体験があげられているが、スコットランドのコンテンツはどのレベルのものが供給されるか興味深い。
歴史に限っていえば、おおまかに2つの方向性があるだろうか。
①歴史上のイベントに出くわす。その過程で人物とも喋れる。
②過去の都市を歩きまわれる。人ではなく空間体験がメイン。
①は、AIの発展とともに偉人達のバーチャル人格のクオリティは、恐ろしいくらいに発展するだろう。映画『her』にでてくる哲学者アラン・ワッツのバーチャル人格のように。しかしせっかく会話ができるのであれば、偉人だけでなく街を歩く普通の市民とこそ喋ってみたい。古代ギリシアでプラプラ歩いている市民や、ナチが台頭していくころのドイツの市民など。時代の声を聞くのは面白く恐ろしい体験になるだろう。
ただ、偉人は全著作をAIに学ばせるなど方法があるかもしれないが、一般市民との会話は、会話をつくる人間の思想が強く影響しそうだ。
会話以外の歴史イベントといえば、やはり戦争だろうか。プライベートライアンの世界にぶちこまれたら幼い子どもだとトラウマになりそうだ(大人だと娯楽になるが)。
都市体験であれば、リメンバー・ミーのVRは非常に優れた都市体験のようだが、このように古今東西の大都市を体験できたらどんなに楽しいだろうか!!あるいは、秘境の村を体験するのも面白いだろう。VR上でシルクロードの旅を体験できたら楽しくて帰ってこられなくなりそうである。
過去を学ぶだけでなく、起こりうる危機をシミュレーションを体験するにもVRやMRは向いているのは間違いない。とび職の人がビルから落ちる体験や、普段の街に津波のCGをかぶせ、いかに高いところまで波がくるかを体験すれば知識に実感が伴うだろう。津波のMRはかなり良いと思うのだが、いつ実装されるのだろうか?
最後に教育向けVR/ARコンテンツを作っている企業についての記事をメモ。
荻窪で1番うまいであろう鰻屋と、女子ウケがいいであろう店のメモ / 飯録
昨日食べた食事の記録。
まずは、うなぎ屋『安斎』
写真などは他の方が書いたブログにお任せするとして、感想。
うなぎがふわふわしている!
僕が今まで食べてきたうなぎの中では一番おいしい。
食べなれていないからかもしれないが、食感がふわふわすることを予想していたかったため驚いた。
うな丼に合わせてお吸いものと漬物がついてくる。残念ながら肝が売り切れていたため、代わりにホタルイカが2杯はいっていた。お吸い物はすっきりとした薄口で、うなぎの脂をさらっと流すことができる。
(※脱線するが、イカの数え方は7種類あるらしい..)
安斎は人気店なうえに席数が少ないので席の予約は必須。LINEから予約登録ができて便利。あわせてメニューも予約をしておけば席についたころにうな丼をだしてくれるようだ。
今回はお客さんとゆっくり喋りたかったため、あえてメニューの予約はしなかったのだが、着丼するまで大体30分くらい時間がかかった。
席の予約以外に気をつけたいことが2点ある。
①閉店時間が早い
20時には閉まってしまう。座敷だからゆっくりと喋れると思っていたが、あっという間に閉店時間になってしまう。
②肝焼きやひれ巻きなどが予約できない
予約できるのはうな丼だけ。肝焼きなど、うな丼がくるまでのお楽しみアイテムは予約ができない。そしてディナーの時間には、今回のように売り切れてしまうと予想される。
もし、肝焼きなどを食べたいのであればランチに席を予約するのが良いであろう。
安斎が早く終わってしまったため、
次に向かったのが、野菜とチャコールの店『orq.』
※チャコールは「炭」のことらしい
こじゃれてる&野菜がうまい。
こじゃれてるだけで料理がまずい店もあるが、きちんと食事もおいしいので、恋人から仲の良い女性まで安心して連れていける。
今回はあいにく男性3名で行ったが、店内を見ても客層は女性同士が多い印象。ランチだとよりその傾向が強まりそうだ↓
上のブログではゆるふわガーリーな感じだが、ディナーではそのような印象を受けなかった。ランチとディナーで雰囲気が変わるのかもしれない。ディナーであれば肩身の狭い思いはしない。
お酒は、ラ・フランスのモヒートがとても美味しい。
一方で、カンパリバジルのモヒートは苦かった.. カンパリとバジルの組み合わせは一般的なのだろうか。それぞれ別々に味わうと美味しいのだけれど、2つが組み合わさると、ただ苦い。。苦いお酒を飲みたくない人は避けたほうがよいかもしれない。
フードメニューは色々と頼んだが、どれも大きく外れるようなことはなく良かった。
1点だけ残念な点は、ホールの女の子たちが眉間にしわを寄せがちだったこと。眉間にしわとまではいかなくても、いらいらが漏れ出てる感じ。なにか嫌なことでもあったのだろうか。
とはいえホールのことはたまたまかもしれないので基本的にはおすすめできるお店。
二度寝対策には目薬がいい / 寝覚め日記⑩
自然に目覚めたけれど、まぶたを開けようとしても開けられない朝だった。
片目ずつでもいいから、まずは0.3秒開けるんだ・・
そう言いきかせても、眠さに勝てない。
そこで目薬をさす。これが効果バツグン。
刺激のある目薬ではなく、涙液と呼ばれる類のものだ。
それを1滴ずつ目に落とす。
すると、今まで開かなかったまぶたがパックリと開いたのだ。
もちろん眠気は残る。しかし、眠気の正体の大部分は目の乾燥かもしれない。つまり、乾燥でまぶたが開かないことを、まぶたが開かない=眠いと脳が錯覚しているのではないか。
目が開いたらカーテンを開け光を部屋にとりこむ。
光を浴びることと、とにかくすぐに動くということを両立させた行動。
そして頭を使う作業の開始。
この一連の流れにより、昨日よりも意志の力を借りずに2度寝を克服できた。